サウジアラビアの空爆でイエメン全土でインターネットが利用不可に
ウェブ監視団体NetBlocksによると、金曜日未明にサウジアラビア率いる軍部が通信ビルに対して空爆を行い、イエメンのインターネットサービスが完全に停止してしまったそうです。この空爆は、同国唯一のインターネットプロバイダーであるテレイエメンの通信インフラを収容していたアル・フダイダ市の建物を標的としたものです。AP通信によると、空爆による被害の程度はまだ不明だが、ソーシャルメディア上では死者が出ているという未確認の報告が流れている。
AFP通信によると、サウジアラビア当局は「海賊行為と組織犯罪の拠点」と呼ぶ場所に対する空爆を認めたが、通信ビルを攻撃したことを正式に認めたわけではない。テレイエメンは、2014年からイエメンの支配権をめぐって戦っている、イランに支援されたフーシ派の反政府勢力によって支配されています。NetBlocksが指摘するように、ホデイダとも呼ばれる港湾都市アル・フデイダは、海底FALCONケーブルが上陸し、人口の多い西部のイエメンに通信機能をもたらす場所である。
Yemen Suffers Internet Outage Nationwide After Saudi Airstrike on Telecom https://t.co/4BUTY6iJF4 pic.twitter.com/45ebS7dZp2
— Gizmodo (@Gizmodo) January 21, 2022
FALCONケーブルは2020年に誤って切断され、最後の全国的なインターネット障害につながった。それまでサウジアラビア経由でインターネットを提供していた陸上ケーブルは、内戦の開始とともに切断された。2015年に隣国サウジアラビアが関与したイエメンの内戦は、国連の推計によると少なくとも37万7000人が死亡し、恐ろしい人道危機を招いた。国連の世界食糧計画によると、イエメンでは500万人以上が飢餓の危機に瀕しており、戦争が始まって以来、すでに数万人の子どもたちが餓死しているという。
AFPによると、イエメンの刑務所を狙った別の空爆でも、金曜日に死傷者が出たという。この空爆による被害の程度はまだ不明だが、AFPは「悲惨な」動画がネット上に出回っていることを指摘している。

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