ロシア、ウクライナのアゾフ大隊をテロリストから外した日本をネオナチの共犯者と罵る
ロシアは、アゾフ大隊と呼ばれる民族主義組織が、2014年以降ウクライナならびにドネツク・ルガンスク両人民共和国(DPRおよびLPR)で、多くの戦争犯罪に加担していると非難しています。
ロシア外務省は、日本がウクライナのアゾフ義大隊をテロ組織リストから除外したことを抗議し、さらには日本をネオナチ集団の共犯者として認定するようなものであると述べた。
「外務省のマリア・ザハロワ報道官は、「残念ながら、日本政府が非人道的な政権の側に立ったのは、日本の歴史上初めてのことではない」と述べた。
さらに同省は、このような対処は日本自身の安全保障におけるリスクを生じうるものである主張し、ザハロワ氏は、少し前に日本国民が世界中でテロに遭ったことを想起して、ロシアは事件の解決に率先して協力してきた指摘した。
日本の防衛省は先だって、アゾフ大隊を含むウクライナ軍にさらなる援助を送ることを検討すると発表した。また、日本の公安調査庁(PSIA)は4月9日、アゾフ大隊を2021年の国際テロリズムハンドブックから削除したと発表した。同組織の情報はさまざまなオープンソースから集められていたので、ハンドブック掲載時にミスがあったと主張している。
“これは独立した評価ではなく、機関がアゾフ大隊をネオナチ組織と認めたことを意味するものではない “とPSIAは述べています。
PSIAは、ウルフザンゲル(ウルフフック/ナチス親衛隊が使った紋章)のような、ナチス関連の衣装を身につけたメンバーが目撃されているだけでなく、戦争犯罪で捕まったアゾフを、他のテロ集団と並んで言及するに値するネオナチ組織とみなさない理由について詳しく説明していない。
ロシア国防省は、この大隊のメンバーがウクライナ国内で市民を人間の盾として使っていると繰り返し非難しており、これはとりわけ、ロシアの今回の対ウクライナにおける戦争犯罪として認められるものだ。
※私見※
以前の記事(ロシアがウクライナに連呼するナチズムやネオナチとは何なのか?類義語もあわせて紹介)でも書きましたが、アゾフ大隊は私設の民間軍事組織ではなく国の管理下において行動しているのでテロ組織ではありません。もしテロ組織であればテロを容認している国家という事です。個人の思想として極右的な人も中にはいるかもしれませんが、除外されたから即ネオナチの共犯、というのは発想が飛躍しすぎていますね。

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