FTPツールで右側のサーバーが真っ白に表示された時の解決法

2018年7月29日 (日) 04:03

最近ではWordPressを始めとしたCMSが主流となったきたので、にファイルを転送するを使う機会も以前に比べて少なくなってきたのではないでしょうか。

しかしちょっとした機会に使う事があって、FTPツールを起動してサーバー内のファイルを見ようとしたら、で何もされなくなっていました。利用頻度が減っただけで何も設定の変更はしていないので、調べてうまくいった方法を紹介します。

ロリポップ(サーバー)やWordPressでファイルの編集可能

僕が使っているのはロリポップというレンタルサーバーで、管理画面のツールでファイルの編集やアップロードが可能です。編集に関してもサーバーの管理画面で可能だし、WordPressでは管理画面のテーマのカスタマイズでファイルの内容を編集可能なので、どちらかというとWordPressの管理画面のほうでやっています。

ロリポップのアクセス制限はセキュリティ強化のためにあるので、他のサーバーでは方法が違うかもしれないのでご了承ください。

まず最初にもう一度FTPツールが正常作動しているか確認してください。エラーメッセージも何も出ずに正常に「取得できました」というふうに表示されていたのであれば、ロリポップのユーザー専用ページを開きます。左側のメニューのなかからセキュリティ→FTPアクセス制限をクリックします。

画像ではすでに設定が終わっているのでIPアドレスが記入されていますが、ここは空白もしくは現在のIPアドレスとは違うアドレスが入力されているはずです。ここで自分のIPアドレスを入力します。

通常IPアドレスを調べるは「確認くん」などのWebツールを使って調べるのが簡単なんですけど、ロリポップでは画面に「現在の接続元IPアドレスは、 【***.**.***.**】 です。 」というふうに親切に表示されています。ここではそのIPアドレスを入力して、設定ボタンをクリックします。

補足IPアドレスは2種類あって、グローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスです。一般にパソコンなどのインターネットに接続する端末それぞれに割り当てられて、同じものは世界に2つとありません。対してプライベートIPアドレスというのは複数のPCや端末を会社や家庭で使う時に、ルーターを使って接続し、各機器とルーターを接続して識別するために割り当てられるものです。グローバルIPアドレスは1つで、その下にプライベートIPアドレスが端末の数だけ存在すると考えればいいでしょう。また、グローバルIPアドレスは基本的に変動しています。(固定化は有料でプロバイダへの申込みが必要)

FTPツールをもう一度起動

これで準備ができました。FTPツールを起動してみて接続をしてみると、問題なくにサーバーの情報が表示されました。補足でも書いていますけど、厳密にいうと「あなた」は何もしていないのに「機器」が自動で変更していた、という事になります。

今回はFTPツールを例にあげましたけど、なにかトラブルが発生した時に原因を探し出して解決するにはポイントがあります。いつまで正常でいつからおかしくなったのか?その間なにを行ったのか?という点を考えてみましょう。サーバーなのかもしれないし、自分の環境なのかもしれない。

WordPressならテーマによって違うのかもしれないし、サーバー側の問題かもしれない。今回僕のケースでは過去に同じようなトラブルで検索を行って、ロリポップの設定を変更して正常に戻った経緯があります。

要するにIPアドレスが定期的に変更されるので、これからも同じ(FTPツールで右側のサーバー情報が表示されない)というトラブルが発生します。

やっている間に思い出したんですけど、使わないツールの使い方を忘れるのと同じように、頻繁に発生するものでもないので、対処法を覚えてしまうには、あと数回必要かもしれませんW

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