相手の顔を見て認識、感情を表現する事を学ぶアンドロイド「ニコラ」
いや、もう少し可愛くできなかったものかな・・・と思うのは私だけだろうか。ともかくまた1歩技術が進歩しました。こちらの新しい動画ではアンドロイドが相手の顔を見て認識し、感情を表現する事を学んでいく様子が確認できます。(英語の記事の埋込動画です。)人形(見た目)を先に追求すべきか、会話や行動を先に追求すべきか。SFが現実へ少しずつ近づいています。
Meet Nikola, the Android Head Learning to Express Emotion https://t.co/Eoo3jiz1Yy
— CNET (@CNET) April 20, 2022
感情表現は長い間、人間と機械の大きな違いのひとつでした。今回紹介するニコラという名の新しいアンドロイドの頭脳は、それを変えることを目的としている。
ニコラは、「人間とAI、ロボットが柔軟に共存できる未来社会に向けて、心理学、脳科学、認知科学、AI研究を取り入れる」ことを目的としたガーディアン・ロボット・プロジェクトの一部です。
この研究は、日本政府が出資する研究機関である理化学研究所がバックアップしています。
「Frontiers in Psychology誌」に掲載された研究論文では、ニコラの表情豊かな顔の動きや、その生成方法と動作の根拠となる心理データについて述べられています。この研究で表現された感情は、怒り、嫌悪、恐怖、幸福、悲しみ、驚きです。
研究代表者の佐藤亘氏は、人間にとって社会的な交流は非常に重要で、こういった能力を持つアンドロイドは、研究や実生活への応用において非常に重要だと考えています。
このような技術の応用として考えられるのは、高齢者介護です。もちろん喜怒哀楽を豊かに表現しながら、CESでインタビューに答える姿を見られるようになるには、まだまだ長い道のりがあります。
ニコラの表情を改良・拡大し、声や体を持たせ、それらすべてに感情表現を持たせて、多様な表現ができるようにすることが次のステップだと佐藤先生は言います。
※私見※
人形のロボットだったらペッパーくんを思い浮かべてしまいますが、あのタイプのロボットでも、本当に人間のように考え勉強し、臨機応変に会話や対応ができるようになれば、独身や一人暮らしの高齢者のサポートに役立つと思います。
高齢者でなくてもペットの替わりに寂しさを紛らわせて、癒やしの存在になれば、ペットのように世話する必要がなくなるので需要はかなりあるでしょう。

ビジネスに活用できる情報収集のために英語猛勉中です^^英語とPCとネット関連で、日々やっている事や気になった事、忘備録のような感じで投稿していきます。