ウクライナの支援感謝動画に日本が載っていない件について調べてみました。
あまり政治的な事を書きたくはないのですが、ちょっとここ最近連続して起きているので気になったので、3つの連続した事例に基づいて、海外の日本に対する認識がどんなものなのか調べてみました。
下記はツイッターとYou Tubeの動画ですが、時系列は新しい順にならんでいます。直近のツイートはまとめサイトでみつけたので、該当のツイートを貼り付けました。
http://labo.tv/2chnews/
http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/2015827.html
http://kanasoku.info/articles/155597.html
General Vale
rii Zaluzhnyi: “I am sincerely grateful to our partners for the assistance and unwavering support in these hard times.”
Our Friendship is our Victory.#StandWithUkraine️ 🇺🇦#StandUpForUkraine pic.twitter.com/9nQndF2cwb
— MFA of Ukraine 🇺🇦 (@MFA_Ukraine) April 25, 2022
上記が物議を醸しているツイートですね。なんで日本の名前がないんだろう?公式アカウントだから、そのまま受けとれば、ウクライナ政府が日本政府に対して支援されていると思っていない、という風にとれます。単純にミスとも考えられますが、3回続くと勘ぐっちゃいますよね。
確かに軍事支援は出来ないから人道支援や支援金、それから防弾チョッキなどにとどまっていますが、各自治体や団体も個別に支援に乗り出しています。ちなみに痛烈に名指しで批判したドイツは入っています。?確認したら入ってますね。それから日本と同じで軍事支援なしのブルガリア・・・入ってますね。(自動で日本語に翻訳されます。原文は英語をクリック)あれ、なんでだ?
ちなみにブルガリア政府と議会が兵器支援について議論している様子も首相のコメントからわかります。同じヨーロッパで、NATO加盟国、そしてEU加盟国で武器供与の可能性があるから、というくくりでしょうか。
※追記※
これはウクライナ政府から、ではなくウクライナ”軍”から兵器を支援してくれた国に感謝、という動画らしい。ブルガリアに関して言えば、現時点で兵器の支援はしていないものの、政府内でも議論が活発で首相の発言からも、兵器支援が現実的な可能性がある、という見方からでしょうか。
2022/4/28(木)追記
本日、日本の名前の動画、発見しました。うーん・・・なんだろ。
🔊Головнокомандувач ЗСУ генерал Валерій Залужний:
Щиро вдячний нашим партнерам за надану допомогу і непохитну підтримку у цей складний час!
I am sincerely grateful to our partners for the assistance and unwavering support in these hard times!
Our Friendship is our Victory. pic.twitter.com/KmUFurfkYu
— Defence of Ukraine (@DefenceU) April 27, 2022
『昭和天皇ヒトラー併記問題』
Hirohitoのワードで検索すると垣間見れるリアルな国際言論社会の縮図。たぶん日本人は未だ、日本の戦争が世界にどう思われているかをリアルで実感したことがない。今がその機会だ。世界中が色んな言語でHirohitoを、tripartite alliance三国同盟を、war crimes戦争犯罪を論じている。見に行けばいい。 pic.twitter.com/Wv4eirX2aX
— 💫T.Katsumi #JusticeInUkraine⚖️🇺🇦 (@tkatsumi06j) April 26, 2022
日本人として複雑な心境。日本史を学校で学んできて、年をとるにつれて自分でも勉強しながらそれなりの歴史観があったから、昭和天皇がヒトラーと同列に扱われている事に拒否感を感じた。しかし、当時のリーダーとしての現在の世界の認識はこんなもんなんだろうな、と改めて日本からの発信が全くなされていない、という事が露呈しているとも感じた。
確かに戦前の明治憲法では天皇は国民の象徴ではなく国家元首として定義されていて、政府としての決定はその名の下に行われていました。だから当時の元首と言えば間違いはないんだろうけど、ヒトラーと同列に並び称されるのに嫌悪感を感じる日本人は多いだろう。
ただ、昭和天皇がヒトラーやムッソリーニのように、ファシズムを標榜して軍国主義に突入し開戦、日本を敗戦に追いやったのか?というと答えはYESではない。戦後70年経っても欧米の人々の感覚ではヒトラーと同列なのだと思うと悲しいし、日本政府や外務省、そして日本の教育により生まれた私達の海外発信力のなさが残念である。
大統領!なぜここで真珠湾攻撃を9.11と同列に持ち出しだんだ!?9.11だけで良かったじゃないか。年配の人も子供でも知っている。あれはイスラム過激派テロ組織アルカイダによって行われた4つの同時多発的テロで、アフガニスタン紛争の原因になった。真珠湾攻撃はテロ攻撃でもないし、国家と国家の戦闘行為である。たしかに奇襲で、騙し討ちだ、ということでリメンバー・パールハーバー、真珠湾を忘れるな!と戦時中・戦後の日本蔑視のスローガンのようになってしまった。
しかし実際は、日本政府も攻撃を指示した艦隊司令部も、だまし討ちして敵を殲滅しようなどとは一切考えていなかったのだ。ではなぜ奇襲になってしまったのか?それは当時の駐米大使館の怠慢が原因である。本来、真珠湾攻撃は1941年の12月8日13時30分(日本時間)に行われる予定で、その30分前の13時に「国交断絶通告」「宣戦布告」を通達するはずでした。しかし現地の外務官僚の怠慢と不手際で正しく通達されず、1時間送れて14時に通達されました。
日本国にその気はなくても、実際に通知が送れたのですから、これは奇襲と呼ばれても仕方のないことかもしれません。しかし、実はそうではないのです。それは驚くべき事実なのですが、日本が真珠湾を攻撃した13時30分の1時間20分も前に、アメリカの軍艦によって日本の潜水艦が撃沈されているんです。
しかもその通信文も残っています。(米国海軍ヒューウィット調査機関提出書類75 1945年6月7日 みすず書房『現代史資料 35巻』)残念ながら調査書類の原文を探しても見つかりませんでしたが、「真珠湾攻撃は最初に攻撃したのは日本ではなかった」という英文記事が見つかりましたので間違いないかと思います。
読んでみて、なんじゃそりゃ。しかもメンバーで同窓会まで開いて。つくづく勝てば官軍、なんだな、と本当に思いました。
現在ウクライナとロシアの戦争にて情報線が繰り広げられていますが、どちらの情報も100%正しいとはいえません。プロパガンダは自国を有利にするために発するものですから、そこに過大な表現があっても不思議ではありません。
ですからこの書類のように、上層部に無視され、あくまで日本を悪者にし、奇襲・騙し討ちした汚い日本を倒せ!と世論が傾くように仕向けたと考えてもおかしくありません。この証拠は日本側から出されたものではなく、米海軍に残っているものです。
それが何十年も闇に埋もれ、嘘の歴史が日本人を卑屈にし、世界の認識を定着化させてしまったことは否定できません。ルーズベルト開戦陰謀論(開戦の口実を日本にかぶせたかった)というのもありますが、ただの陰謀論ではなく、近年は資料に基づいた検証が行われています。
話を戻しますが、ゼレンスキーがなぜ真珠湾攻撃を持ち出したのかわかりません。日本人がどう思うか?というのはあまり考えなかったのでしょう。世界認識と同じように、それは過去の事実として悪いことだ、ただし現在の日本に対して悪意はありません、と。あくまでもアメリカ向けですからね。
真珠湾攻撃と昭和天皇併記問題は認識の違いとして、まあ、なんとか理解できますが、最新の動画は・・・ちょっとわかりませんね。なんで日本だけ?悪意があったら国際問題なんだろうけど、古いアカウントなら削除してください。
戦争終結とウクライナの平和を願っています。

ビジネスに活用できる情報収集のために英語猛勉中です^^英語とPCとネット関連で、日々やっている事や気になった事、忘備録のような感じで投稿していきます。