Googleの新ラベルで誤報を追及し、オリジナル記事が検索で目立つようにする。

検索エンジンインターネット上には正誤様々な情報で溢れかえっています。そのなかでユーザーにとって有益で正しい情報を表示することはエンジンにおける死活問題であり、誤った情報にどのように対処していくか、大手ハイテク企業は常に新しい対応策を模索しています。

先週木曜日、グーグルは、ネット上でのフェイクニュースの流布に対抗するための最新の機能を発表しました。それは、新しい「高被引用度」です。難しい造語のようにも見えますが、要するに「高い比率で引用されている」を意味するラベルです。

ではその「高被引用度」ラベルとは何なのか、そしてどこに表示されるのだろうか。グーグルによれば、この新しいラベルは、同じを扱っている他のメディアによって頻繁に引用されているニュース記事に表示される。

の発表によると、例えば、地元の特ダネを全国ネットの報道機関に取り上げられ、その報道機関がさらにその特ダネを取り上げるとする。Google検索は、ユーザーがその記事を探したときに、検索結果ページの一番上にある地元のニュースメディアの記事を強調し、そのオリジナル記事に「高被引用度」のラベルを適用することになる。

これは、実はとても便利な新機能です。ニュース速報に関する情報を検索するユーザーは、どれだけ多くの大きな報道機関がそれを取り上げたかにかかわらず、オリジナルの報道を見つけることができるようになるのです。

時には、他のメディアの要約やリライトによって、オリジナル記事にある重要な文脈や詳細が省かれることがあります。新機能は、オリジナルな報道に報いるものでもあるのです。この新機能が意図したとおりに機能すれば、より大きなリーチや強力な検索エンジン最適化を持つ報道機関との競争にかかわらず、ジャーナリストのオリジナルな記事はより多くの人に見られるようになるのです。

グーグルによると、この「引用度の高いラベル」機能は今後数週間のうちに導入される予定だ。4月2日のInternationalFact-CheckingDayは過ぎましたが、Googleは、正しい情報源を見つけ、メディア・リテラシーのスキルを向上させるためのヒントもいくつかまとめている。

※私見※

SEOはコンテンツ重視、という見解はかなり前から見受けられ、中身のないコピーサイトやツギハギでオリジナリティのない記事やサイトは、ペナルティを課される事は明白になっています。その問題提起と解決法において、オリジナルの商品ページや取り扱っているサイトよりも、アフィリエイトのサイトの方が上位に表示されるというのも過去にはありました。しかしこの機能が実装されれば、より早く正確で、オリジナリティのある内容の濃いコンテンツが上位表示されます。

対策に四苦八苦していた以前のページランクのバージョンアップ版が目に見える形で表示される、という事ですね。高ページランク=リンクされている数が多い、という訳ではありませんでしたが、重要な要素であったことは確かです。今後一層クオリティ重視のコンテンツづくりが必要になってきますね。

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